水泳の話
私はここ1年ほど、ジムのプールで泳いでいます。
中学1年生の夏まで、割とガチで水泳をやっていました。
一応400m自由形で県大会まで出場した経験もあります。
当時は練習がキツくて仕方がなく、
友達と遊ぶ時間もなかったこともあって辞めてしまいました。
辞めるときに、情も一切見せない、鬼コーチから、
『お前なら将来、日本選手権に出るのも夢じゃない』
みたいなありがたいお言葉をいただきましたが、
そんな言葉も一切気にせず、辞めました。
今思えば、もったいないなかったなと思うのですが、当時の自分はそういったことに一切気づかなかったんでしょうね。
ただ嫌と言う理由で、逃げてばかりで、
それ以外にもいろんな可能性を捨ててきたんだと思います。
それ以後、高校とか大学の授業で、ちょっと泳ぐ以外、一切泳いでいませんでした
そんな私が、また泳ぎを始めたきっかけは、
『水泳は、肩こりに良い』
というのをネットの記事か何かで目にしたからです。
普段デスクワークがメインの私にとって、
肩こりは深刻な問題で、
月に1度はマッサージに行くのが習慣でした。
確かに水泳は、肩をよく回すし、適度に体に水圧が掛かるので、
血行促進にはかなりいいエクササイズらしいです。
ちょうど一年前、東京から大阪へ異動になり
知り合いもあまりいなく、休みに時間を持て余していたので、
市が運営する、スポーツセンターのプールで泳ぎ始めました。
実際に泳いでみると、その翌日なんかは、肩が軽く感じ、
間違いなく、肩こりに効くという実感があります。
私がガチで泳いでいたのは25年以上も前の話ですが
ちょっと泳いでいると、当時の泳ぎを思い出したかの如く、
体が動き出すんですね。不思議です。
また、泳いだ後の爽快感も、他の運動と比較しても格別で非常に楽しめました。
それから2−3度ほど、市の施設を利用しましたが、
もう少し快適に、また平日の仕事終わりにでも泳げる場所が欲しかったので、
家から徒歩2分くらいのプール付きのジムに入会しました。
市の施設と比較すると高めで、月8,000円ほど掛かりますが
毎日通うことや、お風呂・シャワー付きということもあり、
決して悪くない自己投資だと思います。
水泳のいいところは、水着と、キャップ、ゴーグルとタオルだけで気軽に泳ぎに行けるところですね。
通勤用の鞄に入れて持ち歩いても、さほど嵩張らないですし、私の場合はセームがあればタオルについては
フェイスタオルの大きさで十分なので、仕事帰りにサクッと通える利便さが何より嬉しいです。
ジムでは初心者の方から、マスターの出場経験がある方など、幅広い方々がいます。
泳ぎをひと目みれば、その人がどれぐらい泳いできたか、そのレベルがわかります。
自分が思う以上に、他の人から、見られているんですよね、笑
すぐに、大阪のノリで、いろんな人から声をかけられました。
この年になって、あまり人から褒められることがないので、
『アンタ、綺麗な泳ぎやねー』みたいな感じで言ってもらえると、嬉しくて毎日通うようになりました。
仕事終わりに通うので大体夜8−9時くらいにジムに行くのですが、
常連の人たちとも一緒に練習することも増えてきました。
私の泳ぎのスタイルとしては、どちらかというと長距離を得意としていましたので、ゆっくりめのストロークで泳ぎます。
ゆっくりストロークで綺麗に、それなりのスピードで泳ぐのって格好いいですよね。
泳いでいて優越感があると言うか、笑
再び泳ぐことに目覚めてからは、YouTubeで見て研究し、
イアンソープとか、孫陽みたいな泳ぎを目指し、練習に励んでいます。
年末には、ジム仲間と、50mを100本、50秒サークルで泳ぐイベントがありますので、
それに向け、毎日トレーニングしています。
心肺能力も必要なのですが、
泳いでいて、いかに一定のペースで、苦しくなってもパニックにならず、
一つ一つのストロークを積み上げられるか、メンタル的な耐性も大いに必要だと思います。
このトレーニングを始めてからは、
普段の生活や、仕事で、精神的なストレスが掛かる場面でも、
大丈夫、なんとかなる。
落ち着いていこう。
みたいな、図太さ、メンタル的な余裕見たいのが身についてきたのではないかと思います。
また、毎日泳ぐようになって、体型の変化も実感しています。
私は182cmで元々68kgほどあったのですが、
今では63kgほどになりました。
お腹周りの脂肪も落ち、6パックも徐々に形になりつつあります。
これもよく言われる話ですが、体型に変化が出ると、自信が出ていきます。
東京にいた時よりも、アルコールの量も減ったし、精神的にストレスを感じても、うまく付き合うことができるようになったと思います。
幼い頃より、水泳を習わせてくれた両親には本当に感謝しています。
毎日車で送り迎えをしてくれた両親、
試合の日はほぼ必ず応援に来てくれました。
特に、最後の県大会の時は、今は亡き父親が、平日にもかかわらず、レインボープール(現日本ガイシプール?)
まで応援に来てくれました。
あの時のことは、今でも鮮明に覚えています。
また泳ぐことを楽しめていること、両親に感謝しながら。
これからも続けていきたいです。