コンペで2連敗した件

7月に提出したコンペ2件

 

結果、

 

どちらも惨敗

 

いずれもオフィスの改修計画

7月は土日返上、フル稼働で臨んだだけにショックが大きい。

 

1つのコンペは競合先が有名設計事務所で、

そこがまた、結構イケてるデザインをしてくるだけに、

初めからダメもとでやっていたので、結果はわかっていたが、

もう一方については自分でも結構自信があり、

プレゼンの時もそれなりに手応えを感じていた。

 

後者のコンペは、結果を受け取ってすぐ

先方の担当者にも、何がダメだったか、メールしても返事が来ず、

ずーっともやもやしたまま、この一週間を過ごす日々。。。

 

38歳

5年、10年前は負けても次がんばれば良いやとか、

ベテラン勢なんかより、断然オレのデザインの方がいけている、

といきがってデザインしていた時代が懐かしく、

次第に、自分より優秀な若手がどんどん現れ、

いつしか、逆の立場になってしまっているような気さえする。

 

私は建築系にバックグラウンドがあり、

インテリアを中心にデザインするようになったのもここ2−3年

私がデザインするインテリアも、インテリアコーディネーターではないので、

デザイナーというよりは「設計の人」臭のする感じになってしまう。

 

いわゆる映えさせるインテリアというよりは、

どうしても機能性とか、合理性が前面に出てしまい、

コンペで、そういうインテリアデザイナー感溢れる競合とガチンコ勝負した時にどうしても劣って見えてしまうのではないかと自分では解釈している。

 

そんなこともあって、同僚のデザイナーには色々意見をもらったり

色々自分なりに「映え方」を勉強しながら、日々デザインしているのだが、

この2連敗ですっかり自信をなくしてしまった。

 

この負けは重い。。

結局センスには敵わないんかなぁ。と思うたび、結構落ち込んでしまう。

 

 

 

2歩進んでも、3歩下がる時がある。

 

時には、後退しかしていないような感覚になることもある。

 

 

イチローさんが引退会見の時に言っていた言葉はこういうことか、

 

 

もちろん私は、イチローほど努力もしていないし、センスもないから、

安易にイチローの言葉を自分に照らし合わせるのも、おこがましいのだが。

あのイチローですらそう感じるという事は、

私なんか、壁にぶち当たって当然だよな。

 

 

おれにはおれの良さがある。

 

これが今の自分が立ち直るために、一番必要な言葉な気がする。

 

これはちょっと前に、TikTokを見ていたら、偶然出現した、ミスチル桜井さんの言葉。

 

思考停止状態でただ漫然とスワイプするTikTokが、近年問題視されている一方、

たまに、偶然なのか必然なのか、自分に立ち直るきっかけを与える言葉に出会えるのもまたTikTok。なんとも不思議な世の中だとつくづく感じる。

 

話はそれたが、

桜井さんでさえ、近年の音楽業界の若者の台頭に危機感を覚え、

ボイトレ等必死で努力しているという。

それに比べ私なんぞ。

うまくいかなくて当たり前ちゃうか。

 

私と同年代の同僚に、私が、

「20代の子達のデザインを見ていると、おれらも引導を渡された気分だよなぁ。」

と話をしたら、彼は

「そういう若手を見ると、おれはもっと頑張らないと、エネルギーが湧いてくる」

と返してきた。

プライドが高く、自信家の同僚らしい言葉だ。

 

おれにはおれの良さがある。

 

それがこの敗戦を乗り越えるための

ヒントな気がする。

 

さて、次こそは!